産業医について
産業医とは?
産業医は企業の健康づくりの応援団として企業と働く人の健康をサポートします。
労働者の健康管理を行うための高度な医学知識を持った医師を産業医といいます。産業医は事業場の社員の皆様が健康で快適な作業環境のもとで仕事が行えるように指導、助言いたします。
産業医の必要性
糖尿病、高脂血症(脂質異常症)、高血圧、高尿酸血症、心臓・脳血管障害、精神障害といった持病を持つ社員の方も増え、働き盛りの社員が突然亡くなるといったケースが出て問題になっている企業も増えています。過労死、自殺、突然死、生活習慣病の増加といった問題を背景に、過労死や自殺の予防、有病者に対する配慮義務といった「企業の健康管理に関する法的な義務」が強化されました。
産業医の選任について
各事業場は通常50人以上の労働者を雇用するに至った時から14日以内に産業医を選任する必要があります。また、産業医を選任した際は遅滞なく所轄労働基準監督署長に届け出る義務があります(安衛法第13条、安衛令第5条、安衛則第13条第1項・2項)。産業医に欠員が出た場合も同じく14日以内に選任し遅滞なく所轄労働基準監督署長に届け出なければなりません(安衛則様式第3号による届出)。
業種 | 労働者数 | 専属産業医の選任の 必要の有無 | 最低必要な産業医の数 |
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全業種 | 50名未満 | 選任の必要なし | |
50~499名 | 委託医 | 1名以上 | |
500~999名 | 委託医 | 1名以上 | |
1,000~3,000名 | 専任医 | 1名以上 | |
3,001名以上 | 専任医 | 2名以上 |
※常時1,000人以上の労働者を雇用する事業場と業務に常時500人以上の労働者を従事させている事業場に専属の産業医を選任しなければなりません。(労働安全衛生規則第13条第1項第2号)
産業医委託契約内容と年間スケジュール
契約例
労働基準監督署への提出書類の作成 | 随時 |
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安全衛生委員会への参加・助言 | 1回/月程度 |
職場巡視 | 1回/月程度 |
健康診断後のフォローアップ (治療・精密検査等の受診または、専門科受診の予約手配) |
随時 |
健康相談・メンタルヘルス | 随時 |
長時間労働についてのアンケート調査、面談 | 随時 |
健康セミナー(栄養・運動・禁煙などの内容)の開催 | 1回/年程度 |
予防接種の出張対応(ワクチン有料) | 随時 |
ストレスチェック(有料) | 随時 |
お申し込みから事業実施までの流れ
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お問合せ
契約内容、料金などについてご説明させていただきます。
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契約
契約書の作成 銀行関係・労働基準監督署への手続きを行います。
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産業医顔合わせ
産業医が事業場様へ訪問いたします。
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職員名簿等の提出
職員名簿と、検査結果(過去最近のもの)をご提出いただきます。
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年間プラン作成
1年間の健康管理計画について、協議・決定いたします。
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産業医事業開始
健康相談・安全衛生委員会への参加・助言などをいたします。
契約料金
※お問い合わせ下さい。
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TEL075-691-7756