糖尿病とは・・・私たちが生きていくために大切なエネルギー源としてのブドウ糖は、血液中にあります。健康な人は食事を食べると血液中のブドウ糖が増え血糖が上昇しますが、膵臓から分泌されるホルモンであるインスリンがその変化を感知して、血液の中のブドウ糖を筋肉や肝臓へ送り込み血液中から減らそうとします。このインスリンが少なくなったり、効き目が悪くなるとブドウ糖が有効に使われなくなり血糖が上昇します。この状態を糖尿病といいます。
当院の糖尿病チームは患者さんとご家族を多職種が連携して、外来から入院、そして退院後のサポートにも全力で取り組んでいます。
心配な事や相談したい事は、診療前や診療後お話をお伺いしてアドバイスができるように心掛けています。
糖尿病外来受診時の流れ
受付
初診時は総合案内で受付手続きを行い一般問診票を記入して頂く。
検査
採血・検尿等の必要な検査を受けて頂く。
診察
診察室で検査結果の説明を受け、次回受診予約など今後の予定をお聞き頂く。継続通院の必要な場合、糖尿病外来にお越しになったいきさつや日常生活習慣等についての問診票をお渡しし、次回に持参して頂く。
会計
尚、日常生活習慣等についての問診票は次回の来院時に診察の前後いずれかで拝見し、病状改善に向けての日常生活の工夫等を相談させて頂く。
- 一般的な場合のご案内です。状況により流れが異なる場合もございます。
日常生活習慣の改善
診察時の医師から説明だけではなく、栄養士や看護師もライフスタイルやご意向をとり入れながら一緒に改善の工夫についてご相談・ご提案を致します。
糖尿病透析予防指導
糖尿病の合併症である腎症は血液透析導入原因の1位であり、進行を抑制する為にはかなり厳密な管理を必要とします。当院には各職種がチームで関わる事により、腎症の進行の抑制・改善に力を入れております。
糖尿病教育入院
当院では、血液中の糖分が著しく高くて早急にコントロールが必要な場合や、集中的に糖尿病についての知識を得たり、適正な日常生活を体感して頂きたい場合等は医師の判断により入院の対応をしております。
入院のプラン一例
- 糖尿病についての説明(DVD視聴や看護師との面談等)
- 糖尿病食のご提供
- 医師から目標歩数を提示、万歩計で目標歩数のウォーキングを体感
- 栄養士が普段の食事内容を伺い、改善に向けての具体策をご提案
- 糖尿病の影響がお身体の他の部分に出ていないかのスクリーニング
- 投薬状況等により必要時、薬剤師との面談(お薬に関するご相談や説明等)
糖尿病教室
外来通院・入院対応だけではなく、糖尿病の有る無しに関わらず広く一般に糖尿病についての知識を持って頂く、予防に役立てて頂くことを目標に、どなたでも気軽にご参加いただける糖尿病教室を定期的に開催しています。
教室では、当院待合コーナーで映像をお見せしながら生活の工夫をご紹介したり、美味しく満足感が持てるように工夫したカロリーや糖質をコントロールしたお弁当を参加者様・医師・スタッフが一緒に会食する等しております。