院長挨拶
この度、京都九条病院の院長に就任いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
私は平成7年より、当院にて麻酔科医・救急医として診療に携わると共に、副院長として、山木垂水院長のもと、病院運営に関わってまいりました。この度、院長の重責を引き継ぐこととなりましたが、気持ちを引き締めまして、より一層、地域医療の充実を目指して頑張る所存でございます。
まず、これまで通り、救急医療、高度医療の充実に取り組んで参ります。「近くにあって気軽に受診できる高度医療に対応した病院」として、今後も多くの分野で、最良の医療を提供します。
第二に、地域の医療機関、介護施設、そして開業医の先生方とは密に連携して参ります。今後ともご指導、お力添えを頂きながら、患者様への急性期の対応から、慢性期、在宅への復帰まで、地域内ですべて完結できるトータルなサポートを目指します。
第三に、健康診断、人間ドック、スポーツ団体への指導、健康教室など、予防医療の活動にも、全力で取り組んで参ります。病気になる前から登録していただく「あんしん病院」のシステムも、すでに順調に機能しています。
第四に、職員が誇りを持って、やりがいを感じられる職場環境つくりに取り組みます。その効果は、やがて、患者様への今よりさらに優しい笑顔として表れることでしょう。
今後も、患者様から信頼され頼りにされる病院であることを目指し、地域の安心を目指して、全職員一丸となって努力する所存でございます。何卒宜しくお願い申し上げます。
2019年4月1日
医療法人同仁会(社団)京都九条病院
院長 松井 淳琪
理念と基本方針
京都九条病院の基本理念
良質な医療を安定的に提供します。
さらに常に最大限最高の医療の提供を目指す前向きな姿勢を持ち続けます。
京都九条病院の基本方針
- 医療は患者さまとそのご家族と医療者が協同して行うものと考えます。
- 「奉仕の精神」を持ち、親切な対応、サービスの向上を心がけます。
- 公平・公正で良質な地域医療を、安定的に提供し続けます。
- 急性期医療に24時間対応し、専門性の高い高度医療を充実させます。
- 治療に関する情報はすべて患者さまに開示し、分かり易く説明します。
- 最先端の予防医学・健診技術を用い、「地域の人々の健康」に貢献します。
- 地域支援の中核として活動し、トータルヘルスケアを進めます。
- 各種研修指定施設として、高い技能を持つ人材を育成します。
「患者の権利」に関する宣言
京都九条病院では、患者さまの個人としての尊厳が守られ、より良い信頼関係の深まりとともに安心して医療が受けられるように、患者さまの権利に関する宣言を掲げます。
- 患者さまは、その社会的経済的地位・国籍・人種・宗教・年齢・性別・病気の種類によって差別されることなく、平等な治療を受ける権利を持っています。
- 患者さまは、自由に医療機関を選ぶ権利を持っています。
- 患者さまは、十分な説明を受けた上で、治療を受ける権利あるいは治療を受けることを拒否する権利を持っています。
- 患者さまは、医療のどの段階においても別の医師の意見を求める権利を持っています。
- 患者さまは、医師ならびに医療従事者が患者さまについて知り得たすべての医療上の情報及び個人的情報が保護される権利を持っています。
- 患者さまは、いかなる状態にあってもその人格を尊厳され、また尊厳をもってその人生を全うする権利を持っています。
私達京都九条病院職員は、患者さまの権利を尊厳し、充分な相互理解をもって、患者さまが最善の治療を受けられるよう最大限努力をします。私達京都九条病院職員は、良質な医療を提供し続けるために、常に前向きに努力することを誓います。
「患者の義務」
医療は、協働作業であり、患者さまの主体的な参加の上に成り立つものであるため、患者さまには次のような義務があります。
- 医療者側に正確な情報を提供するとともに、疾病や医療を十分理解するよう努力する義務があります。
医師をはじめとする医療提供者に、自らの心身あるいは生活について必要な情報をできるだけ正確に知らせるとともに、納得するまで質問するなどして自らの疾病や医療について十分理解するよう努力する義務があります。 - 医療に意欲を持って取り組む義務があります。
検査や治療について、納得し合意した方針には意欲を持って取り組む義務があります。 - 快適な医療環境作りに協力する義務があります。
すべての患者さまが快適な環境で医療が受けられるよう、病院内での規則と病院職員の指示を守る義務があります。また、社会的なルールを尊重し、他の患者さまの治療や検査、療養生活に支障を与えないように配慮することや、医療費を適切にお支払いいただくことも要求されます。
「臨床研究について」
当院では、病気の予防・診断・治療方法の改善や病気の原因解明、患者さんの生活の質の向上を目的として臨床研究に参加しています。
臨床研究に使用する検査結果や診療情報は、主に統計データとして処理・解析されるため、個人を特定できることはできないものですが、患者さんに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。
また、臨床研究で使用する情報は、厳重に管理され研究目的のみで利用いたします。
データの利用を希望されない場合は、登録を拒否して頂くことができます。
ご登録いただけない場合でも、日常の診療におけての不利益は一切ございませんのでご安心ください。
施設概要
病院概要
名称 | 医療法人同仁会(社団) 京都九条病院 |
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所在地 | 京都市南区唐橋羅城門町10 |
TEL | 075-691-7121 |
院長 | 松井 淳琪 |
診療科目 | 内科、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、糖尿病内科、腎臓内科、外科、消化器外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、リハビリテーション科、麻酔科、救急科、放射線科、歯科、歯科口腔外科 |
施設・設備 |
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診療時間 |
午前9時~12時(一部予約制) 土・日・祝祭日も診療しております。 午後5時30分~午後8時、曜日により専門外来あり。 救急・急患はいつでも受け付けております。 救急指定・入院随時 |
施設認定 |
日本医療機能評価機構「病院機能評価」認定病院(一般病院) 日本救急医学会救急科専門医指定施設 日本麻酔科学会認定麻酔指導病院 日本整形外科学会専門医研修施設 日本脳神経外科学会専門医認定指定訓練施設 日本外科学会外科専門医制度修練施設=関連施設 日本消化器外科学会専門医関連施設 日本消化器病学会認定施設 日本消化器内視鏡学会指導施設 日本がん治療認定医機構認定研修施設 日本静脈経腸栄養学会NST稼働施設 日本脳卒中学会認定研修教育病院 日本カプセル内視鏡学会指導施設 日本消化管学会胃腸科指導施設 日本循環器学会認定循環器専門医研修関連施設 日本心血管インターベンション治療学会研修関連施設 浅大腿動脈ステントグラフト実施施設 全日病・災害時医療支援活動指定病院 京都府救急救命士、救急隊員研修医療機関 厚生労働省指定臨床研修病院 一次脳卒中センター(PSC)認定施設 |
沿革
昭和32年 7月 | 法人設立〈7月1日〉 |
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昭和32年 10月 | 九条病院開設(認可)〈10月1日〉 |
平成5年 7月 | 松井道宣 理事長就任(京都九条病院院長兼務) |
平成6年 6月 | 九条病院を京都九条病院と改称 |
平成6年 12月 | 京都五条病院を吸収合併(一般207床) |
平成9年 4月 | 京都九条病院を全館改築し新しくスタート(一般207床) |
平成11年 1月 | 山木垂水 京都九条病院院長就任 |
平成11年 6月 | 京都市在宅介護支援センター・京都九条病院(民設)開設 |
平成13年 7月 | 京都九条病院にデイケアセンター(通所リハビリテーション)開設 |
平成15年 12月 | 介護老人保健施設 マム フローラ開設 |
平成16年 10月 | 同仁会クリニック 開設、同仁会疾病予防研究所 開設 |
平成17年 1月 | 介護老人保健施設マムクオーレ 開設 |
平成18年 4月 |
京都市唐橋地域包括支援センター 設置 在宅介護支援センターから居宅介護支援マムステーションに名称変更 京都市地域介護予防推進センター 設置 |
平成23年 2月 | 京都九条病院増築棟 完成 |
平成23年 3月 | ショートステイ マム 開設 |
平成24年 4月 |
医療法人同仁会(社団)総合介護支援マム・スクエア 完成 介護老人保健施設 マムクオーレⅡ 開設 事業所内保育所 まむまむ 設置 京都九条病院訪問看護ステーション・マムより、訪問介護サービスをヘルパーステーション マムと名称変更 京都市唐橋地域包括支援センター、居宅介護支援マムステーション 移転 京都九条病院訪問リハビリテーション 開設 |
平成29年 4月 | 地域包括ケア病棟(5階病棟57床) 開設 |
平成31年 4月 | 松井淳琪 京都九条病院院長就任 |