整形外科

Orthopedic Surgery

当院では現在(令和2年9月14日)、人工関節手術(TKA,UKA,THA)、前十字靭帯(ACL)再建術や、腱板修復手術(ARCR)など、膝,肩などの予定手術を行う場合、入院時に新型コロナウイルスPCR検査を行なっています。
少しでも安心して手術を受けていただくための検査となります。

診療科の紹介

 整形外科では四肢・体幹の運動器疾患に対して診療を行います。特に膝関節、肩関節、スポーツ整形の疾患では、その分野のスペシャリストにより、患者さんの状態に応じた治療を選択するオーダーメイド治療を心がけています。治療はリハビリテーション、薬物療法などから外科的手術まで多岐に渡ります。一方で患者さんの年齢、病状、バックグラウンドなどは個人で異なるため、多くの治療の選択肢を持つ専門性の高い医師により各患者さんに合ったベストの方法を選択することが重要と考えます。また、私どもは患者さんの心を癒すハートを持って治療に当たることを大切にしています。

 2021年4月から、京都西院にあります「さいきょうクリニック」と連携し、当院整形外科医が診療を開始しております。さいきょうクリニックの方でも診療可能ですのでご相談ください。
手術加療は京都九条病院で行っていますが、手術前後の通院リハビリテーションはさいきょうクリニックで対応可能です。

外来表

※整形外科外来は完全予約制です。予約の無い新患(初診の方)の受付は午前11:00迄です。予約の方が優先となります。
午前
(9:00~11:00)
※受付11:00終了
梶川
(膝・股関節)
岩井
担当医
四本
(肩・スポーツ)
竹原
(肩・膝・スポーツ)
高橋
(股関節・リウマチ)
森田
第1・3週
9:00~10:00
中島(肩)
10:00~
神田(肩)

第2・4・5週
神田(肩)

本城
(膝・スポーツ)
渡邉
(膝)
梶川
(膝・股関節)
担当医 -
予約診 - 四本
(スポーツ整形外科)
第2・4週
14:00~17:00
楠崎(腫瘍外来)
13:10~15:00

森田
(骨粗鬆症)
第2・4週
13:00~15:00
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夜専門外来
(17:30~20:00)
- 竹原
(18:00~20:00)
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外来診療

 一般的な整形外科診療に加えて、膝関節、肩関節、スポーツ、骨軟部腫瘍の専門外来を開設し、より専門性の高い診療を提供しています。整形外科治療の大きな柱の一つであるリハビリテーションは、当病院で行う以外にも患者さんの状態・バックグラウンドに応じてスポーツジム(SHIN-SHIN)、通所リハビリテーションなど関連施設を利用した"様々な選択肢"を用意しています。患者さんの痛みのない健康的な生活をサポートできるよう、質の高い診療を行うことを心がけています。

担当医

渡邉 信佳(整形外科主任部長)

専門 膝関節
資格・所属 ・日本整形外科学会専門医
・日本人工関節学会認定医
・日本関節病学会認定医
・日本整形外科学会認定スポーツ医
・日本スポーツ協会公認スポーツドクター
人工関節ドットコム渡邉医師紹介

診療するにあたり大切にしていること
 皆様の「痛みの無い楽しい生活」の手助けになれるよう、日々診療にあたっています。
 専門としている中高年の方々の膝関節疾患では、これまでの知識と経験を生かしてリハビリテーションなどの保存療法や関節鏡手術・膝の矯正手術(骨切り術)・人工膝関節置換術などの手術療法を病状やニーズにあわせて選択しています。

患者さん、ご家族に向けて
 予防医療にも力を入れています。
 膝、腰などを含めた運動器の障害で「立つ」「歩く」などの移動能力が低下した状態をロコモティブシンドローム(ロコモ)と言い、早めの診断・リハビリなどの治療が重要です。「膝や背中が曲がってきた」「歩きにくくなってきた」など気になることがあればご来院ください。

四本 忠彦(関節・スポーツ整形外科部長)

専門 肩関節、スポーツ整形外科
資格・所属 ・日本整形外科学会専門医
・日本整形外科学会認定スポーツ医
・日本スポーツ協会公認スポーツドクター

 肩関節、スポーツ整形外科を専門に診療しています。日常診療では、全身の運動連鎖を考慮し機能診断を行うことが重要と考えています。治療の基本は徹底した保存療法とリハビリテーションです。手術は、関節鏡視下手術を中心に、低侵襲な治療法を第一選択としています。

梶川 佳照(膝関節センター長)

資格・所属 ・日本整形外科学会専門医
・日本整形外科学会認定スポーツ医
膝関節鏡技術認定医
・龍谷大学アメリカンフットボール部チームドクター
人工関節ドットコム梶川医師紹介
・京都府立医科大学客員講師

 当科は膝専門医が複数所属し専門性の高い膝関節治療を提供しています。膝の変形に対しては、安易に人工関節を勧めることはせず、関節温存治療に注力しています。
 学生を中心として、多く来院される前十字靭帯損傷に対しては、主に二重束再建術で術後の早期復帰、再損傷の予防を目指しています。
 また、股関節の人工関節は脱臼のない新しい方法を取り入れています。

 当院は、リハビリテーションに力を入れています。まずはリハビリを含めた保存治療を徹底しましょう。ただタイミングを逃す前に、適切な手術法を選択することも大切です。
 人生を謳歌するための治療を一緒に考えましょう!

神田 拓郎

専門 整形外科
資格・所属 ・日本整形外科学会専門医

診療にあたり大切にしていること
 患者さんの話をよく聞く。

患者さん、ご家族に向けて
 わからないことがあれば何でもおたずねください。

竹原 元司

専門
資格・所属 ・日本整形外科学会専門医

診療にあたり大切にしていること
 患者さんの声を聞きながら一人一人に合った治療を考えていくこと。

患者さん、ご家族に向けて
 心配、不安になることも多いと思いますが、遠慮なくご相談ください。精一杯がんばらせていただきます。

岩井 暁哉

資格・所属 ・日本整形外科学会専攻医

診療にあたり大切にしていること
 患者様一人一人に満足していただける医療の提供

患者さん、ご家族に向けて
 日常生活の中でお困りのことがございましたら何でもご相談ください。

診療実績

 関節、肩関節、スポーツ整形を中心に診療を行っています。治療は、まずリハビリテーションなどの保存療法の適応となるかをよく検討します。手術適応の場合、膝関節では変形が強くても、年齢、変形の度合いなどによっては人工膝関節置換術ではなく、高位脛骨骨切り術などの変形矯正手術を行って、関節の温存を図ります(詳細は京都膝関節センターサイトもあわせてご確認ください)。肩関節では、関節鏡手術を中心に、必要に応じて人工関節置換術も行います。肩関節は全国的にも専門医が少なく、高度な技術を要する分野です。スポーツ整形では、スポーツ傷害予防、栄養・薬剤指導から、競技復帰に向けたトレーニングまでを一貫して行っています。手術を要する場合は競技復帰の目標時期に合わせて手術時期や術式を考慮します。また、肘、足関節でも専門的治療が可能で、アキレス腱断裂では、競技復帰が早くなるよう縫合方法を工夫しています。

臨床研究に関する情報公開について(オプトアウト)

臨床研究のうち、診療データ等の情報や余った検体のみを用いる研究では、国が定めた倫理指針に基づき「対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありません」が、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに可能な限り拒否の機会を保障することが必要とされています。このような手法を「オプトアウト」といいます。当科のオプトアウトを用いた臨床研究は下記のとおりです。なお、研究への協力を希望されない方は、各研究の担当者までお知らせください。研究不参加を申し出られた場合でも、以後の診療において何ら不利益を受けることはありません。

■変形性膝関節症に対する脛骨顆外反骨切り術の有効性に関する後方視的検討へのご協力のお願い

センター機能

膝関節センター

 当センターでの治療には、人工関節、骨切り術、関節鏡をはじめとする手術治療から、病院施設やスポーツジムを利用したリハビリテーションまで、"様々な選択肢"があります。

 当センターは若年者から高齢者に至るまで、膝関節疾患に特化した専門治療施設として立ち上げました。膝関節疾患と言っても多岐に渡り、活動性の高いスポーツ選手のものから、年齢とともに膝が変形して痛みが生じる変形性膝関節症まで、患者さんの年齢や疾患のバックグラウンドも個人個人で異なります。私どもは最新かつ最高の医療を提供できるよう、患者さんの状態に応じて治療方法を選択するオーダーメイド治療で、日々、診療を行っています。そして、患者さんの心を癒すハートを持って治療に当たることも大切にしています。私たちスタッフは決して人としての真心、暖かい人情を忘れないよう心がけております。

http://www.kyotokneecenter.com/