お知らせ

News

緊急:当院での新型コロナウイルスによる院内感染発生の報告

R3.8月24日

 昨日、当院5階病棟職員1名の新型コロナウイルス感染陽性が判明いたしました。病棟内のPCR検査を施行しましたが、2021年8月24日18:00現在、患者さま2名、職員1名。また、4階病棟の患者さま1名の陽性が判明いたしました。院内で感染が起こった可能性が高いと思われます。
 5階の2名の患者さまおよび職員は、ワクチン接種後でもあり無症状です。4階の患者さまは、本来のご病気による発熱を繰り返しており、CT所見からも特にコロナ感染症の症状、所見はありません。

〇保健所への報告をしました。現在、保健所の調査、処置の指示を待っていますが、独自に対策を開始します。
〇まず陽性の方々を隔離しました。
〇先日来の感染のため、全職員、全患者さまの健康状態の監視を継続して行っておりましたが、不明の発熱者などはおられませんことをあらためて確認しました。
〇全館のPCR検査を只今すぐに開始いたしました。
〇今後の拡大を止めることが大事です。新入院、救急、リハビリ、手術、検査など、できる限りの院内の動きを止める指令を出しました。
 また、互いに今後感染を広めることのない様、職員同志の完全な個人防護を指示しました。当院の職員は、ほぼ全員予防接種を終了しています。
〇PCR検査の結果が明日と明後日に分けてわかります。あらたに判明する陽性者をわかり次第隔離していきます。分布を分析して、区画を分断する対策を行います。
〇発症者の発見に努めます。

 入院中の患者さま、ご家族さまには、大変なご心配をおかけし、申し訳ありません。

 当院はこれまで京都府で最も多くのコロナ患者さまに対応してきており、豊富なコロナ感染症への対応の実績があります。このような院内感染につきましても、想定をして常時準備をしてきております。万一の発症時にも、治療薬や、抗体カクテル療法など、最新の治療を駆使して院内で対応が可能です。入院患者さまには個別に、全体としてはホームページで、追って状況を報告しますので、慌てずにそのままでお待ちください。
 次の報告は、PCR検査の結果報告になります。

京都九条病院 院長