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コロナ感染拡大なし、のご報告

R3.8月30日

ご報告いたします。今回の大規模PCR検査の結果、院内の全職員、全患者さまにおいて、

結果は全て陰性

でした。みなさまの健康状態の調査におきましても、問題はございません。
PCR検査で陽性となりました患者さま3名につきまして、4階の1名は精査の結果、実は陰性でありましたことが判明しております。5階の2名の方は、申し訳ありませんが、現在隔離とさせていただいておりますが、幸いなことに無症状です。職員につきましても、無症状か、ごく軽症ですでに回復しています。ご心配をおかけして申し訳ありません。

病棟で感染がありましたが、拡大しませんでした。
① 職員が、徹底した感染防御を行っていました。発熱外来やコロナ病棟を担当する職員にも、この2年近くの間、1例の感染者も出ておりません。これは感染防御の正しい手技ができていることを示しております。
② コロナ患者入院施設については、隔壁工事や運営の工夫などにより、一般病棟との間に徹底した隔離を行ってきました。安全にコロナ患者さまを診療することができています。
③ 早期より、病棟入院中のみなさまへのワクチン接種事業を推進してきましたため、例えば今回感染のあった5階病棟でも、ほとんどの患者さまがワクチン接種済みでした。これにより拡大防止の効果があったと思われます。また、感染した患者さまもワクチンの効果により無症状で経過しております。外来かかりつけの患者さまにも、同じ思いでワクチン接種事業を進めてきました。
④ 当院職員におきましては、ほとんど全ての職員がワクチン接種済みです。
⑤ 日頃より、職員およびその家族や友人にいたるまでの健康状態の報告を受け、発熱時や感染者への接触疑いのあったときには即時迅速な対応をしております。
⑥ 入院時の感染チェック、お見舞いの禁止の処置に関しては、患者さまやご家族に多大な苦痛をおかけしていますが、ご協力のおかげで大きな感染防止の効果を得ています。今しばらく我慢をお願いいたします。

新型コロナウイルスの侵入につきましては、正直申しまして、どうにもならない部分がございます。しかし、病院内ではこのような対策の数々により、外部と比べてもむしろかなり安全にお過ごしいただいております。また、当院は京都府でも、コロナ感染症に対して最も安全かつ積極的に対応してきた病院であります。今後、万一の感染がありましても、これまでの経験を活かして最善の治療を行うことができます。
どうぞ、心配しすぎることなく、感染のことはお任せいただき、ご自身の治療、療養に専念なされますようお願い申し上げます。

京都九条病院 院長